パリ市内からシャルル・ド・ゴール国際空港への行き方は、鉄道、バス、タクシーがあります。
この記事では深夜や早朝に鉄道(RER B線)を使ってシャルル・ド・ゴール国際空港への行き方を解説いたします。
今回は7時30分の飛行機に乗るために早朝の移動をしました。
「早朝のフライトのために移動しないといけないけど、タクシーは高いな…」という方もこの記事を読めば深夜でも安くて簡単に空港に行く方法がわかります。
この記事がパリ旅行のサポートになれば幸いです。
記事のポイント
・深夜・早朝の移動方法も合わせて解説
・切符の買い方もわかる
市内からRERの駅に行く
空港へ向かうRERはB線という路線です。
この路線のある駅にまず向かわなくてはいけません。パリ市内にあるB線の主要な停車駅は、
・パリ北駅(Gare du Nord)
・シャトレ=レ・アル駅(Châtelet – Les Halles)
・サン・ミシェル=ノートルダム駅(Saint-Michel-Notre Dame)
・リュクサンブール駅(Luxembourg)
などなど
今回はこの中でも大きな駅であるパリ北駅への行き方をご紹介します。
パリのメトロは5時30分頃から運行開始して、平日と日曜日は1時15分頃、週末は2時15分ごろに終電となります。
上述の駅はメトロも通っておりますので、もしメトロが運航している時間であればメトロで行くほうが簡単です。
しかし、深夜の移動となるとメトロは運行してないため、タクシーしか選択肢が無いように思えてしまいます。ですが、パリではメトロの運行していない時間帯に「ノクティリアン(Nocilien)」という代替バスが走っているのです。
しかも、運賃はメトロが2.5€なのに対して、バスは2€と少しお得!
このバスを利用して行けるB線の停車駅はパリ北駅です。まずはGoogleマップなどで、このバスが停まるバス停を探しましょう。

これが、パリ北駅のバス停です。
バス停の名前の横に書かれている数字が、このバス停に停まるバスの路線番号で、その下に光っている数字が、あと何分で到着するかを表示しています。
(頭文字に”N”が付いてるのが深夜に運行しているノクティリアンです。パリ北駅には3路線のノクティリアンが通っていることがわかります。)
ちなみにノクティリアンの中は、、

こんな感じで人が多いです。乗ってる人のほとんどは黒人で、海外に慣れていない人からすると怖いと感じてしまうかもしれません。(本当はそんなことありません)
パリ北駅(Gare du Nord)に着いたら
パリ北駅に着いたら、RERの改札まで行きましょう。
パリ北駅は広い駅ですが、案内表示に従って歩けば問題ありません。

こんな感じでわかりやすい表示があります。
この案内の先には階下へのエスカレーターがあります。

するとすぐ、こんな案内が見えます。
”B”に飛行機のマークが付いてるのが、空港行きのRERです。わかりやすいですね。
切符を買う
「改札まで来れば、もうOK」と思いきや、切符の買い方がわからずウロウロしている観光客の方が周りにチラホラいらっしゃる。
深夜はスタッフの方がいないので、買い方を教えてくれる人がいないんです…
この記事をご覧の方はご安心ください。切符の買い方もご説明いたします。

まず、こちらが切符販売機です。英語にも変更できます。
Navigoというフランス版Suicaのようなものをお持ちの方は左下の「Recharger」というボタンを、お持ちでない方は「Acheter」をタッチします。

今回は持ってない方で解説します。
この数字は切符の枚数で、1枚につき2€かかります。これはNavigo代であり、運賃ではありません。

次の画面では「Tickets à l’unité」を選択。

次の画面でパリから空港行きである「Paris Région〈〉Aéroports」を選んでください。

こちらの画面では、左が一般料金、右が割引料金を選ぶボタンです。
割引対象は、4歳から9歳までの子どもや学生定期券(Navigo Imagine R)の所有者です。
これらを購入した場合は乗車中、その資格を証明できるものを持っている必要があります。
このどちらかを選択しましょう。
ちなみに、一般料金は13€です。なので、Navigo代と合わせて15€というわけです。

あとは、切符販売機の前の改札を抜けて、エスカレーターを降りればホームです。
ちなみにこのNavigoは少し厚いだけのペラペラな紙ですが、保持しておけば、ちゃんとチャージもできます。先ほどの購入画面の「Recharger」を押せば運賃の13€だけで済みます。

早朝5時のRER車内はスカスカ。
まとめ
以上が、メトロの運行していない深夜・早朝の移動方法でした。
バス代、Navigo代、RER代の合計で17€と深夜であっても安く行けるので是非ともお試しください!
また、深夜・早朝は交通機関に何が起こるかわかりませんので、日中よりも早めの行動を意識した方が良いでしょう。
それでは、この記事を読んでいただいた方の旅行が良いものになることを願います。

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