今回は博多港から釜山港へフェリーで行った実体験をもとに、国際フェリー「ニューかめりあ」を解説します。
私は「半日近くフェリーに乗って移動するのってしんどくないかな?」と思ってましたが、いざ利用してみると想像以上に快適でしたので、「ニューかめりあ」はとてもおすすめです。
この記事では実体験をもとに、予約方法や割引料金、乗り心地についてリアルな解説を行います。
これから博多↔釜山フェリーの利用を検討されている方は是非最後まで読んでいただけますと幸いです。
記事のポイント
・割引料金がわかる
・船内の設備の詳細がわかる
・実際に乗船した感想あり
ちなみに私のYouTubeチャンネルにて、ニューかめりあを利用して釜山旅行を利用している動画を公開しています。
動画内では船内を探索していますので参考にどうぞ!
「ニューかめりあ」とは?

まずは、このフェリーについて簡単に解説いたします。
運航会社:カメリアライン株式会社
発着港:博多港↔釜山港
運賃:大人往復¥22,800~
(割引でさらに安くなります)
運行スケジュール:ほぼ毎日
博多→釜山(発 12:30‐着 18:30)
釜山→博多(発 22:30-着 7:30)
公式サイトはこちら
客室は1等と2等のクラスに分かれます。
1等室は洋室・和室の個室があり、和室は1人で利用することはできません。
2等室は1部屋10人程度の相部屋となります。
後述しますが、私はこの2等室を利用して想像以上に快適でした。
時間に余裕がある方であれば、飛行機よりも安く、町の中心部に近い港で下船できる良い移動手段です。
予約と割引料金について
ニューかめりあの予約方法と運賃について解説します。
※運賃は燃油、出国税、ターミナル使用料の合計を掲載します。
カメリアライン公式サイトから予約が可能です。
料金には一般価格と会員価格があります。
会員登録は無料で、以降の予約の際に個人情報入力が必要なくなるといったものです。
会員価格の方が、安くなりますので登録することをおすすめします。
1等室の料金
1等室の料金は1人あたり、
4人用洋室:17,400円(会員 15,900円)
2人用洋室:24,000円(会員 18,900円)
和室:17,400円(会員 15,900円)
割引は特に設けられていません。
2等室の料金
2等室の料金は早いもの勝ちの割引が設けられており、4種類の料金がありますので、こちらを詳しく解説します。
① 2等 SUPER VALUE 50% OFF
こちらは8,500円(会員 7,900円)と最も安い割引価格です。
しかし、安いが故に売り切れている場合が多いです。特に金曜日や日曜日は人気。
渡航日を調整できる方は平日を狙ったり、早めの予約をしたりした方が吉です。
② 2等 VALUE 25% OFF
こちらは11,400円(会員 10,500円)
こちらは多少直前でも売り切れていないことも多いですが、やはり週末は注意が必要です。
③ 2等 BASIC
こちらは通常の料金。
14,400円(会員 13,200円)
この料金であれば、移動時間が長いことなどを考えると飛行機の方が良いかもしれません。
④ 2等寝台 ECONOMY BED
こちらは2等室ではあるものの、各々にベットがあります。
料金は15,900円(会員 14,550円)
その他の割引
先ほど2等室には4種類の料金があると記述いたしましたが、その他にも特別割引が存在します。
例としましては、2025年はカメリアライン創立35周年記念キャンペーンが実施されています。

こちらは創立35周年にちなんで、2等室の料金が3,500円に割り引かれるという激安キャンペーンです。
(燃油、出国税、ターミナル使用料込みで一般も会員も5,900円)
こちらの割引は、「2等 SUPER VALUE 50% OFF」ほど”売り切れ続出”という感じではありませんが、やはり週末はチラホラ売り切れている日もあります。
私は35周年割引を利用しましたが、私の予約した時は少し違うキャンペーンで往復11,330円という格安価格で渡航できました。割引キャンペーンを実施していないかチェックしていると、より安く渡航できるかもしれません。
乗船の流れ

博多港→釜山港
博多港から乗船する際の流れは以下です。
博多港国際ターミナルのカメリアラインカウンターでパスポートを提示。乗船券と入国カードを受け取る。
↓
出国審査に進む
↓
出発ロビーで待機
↓
乗船
チェックインは出発の60分前までに行いましょう。
博多港国際ターミナルは広くないので、一連の流れはすぐ終わります。

国際便ということで、意外ですが出発ロビーには小さい免税店がありました。
釜山港→博多港

乗船までの流れは博多港と同じです。
釜山港は釜山駅からとても近く、直通通路を通って徒歩10分程度です。
屋根付きなので雨でも心配なしです。
チェックインカウンターは3階です。
博多港から乗る場合と異なるのは、チェックイン、乗船、出航の時間です。
なぜか釜山発のフェリーは、チェックインしてから乗船までの時間と乗船してから出航までの時間がとても長いです。
チェックイン時間は、16:30-18:30
乗船開始から完了は、19:40-20:00
出航は22:30です。
釜山駅から近いとはいえ、周りには何もなく、釜山港内でもお土産を買って暇つぶしできる場所もありませんでした。
船内の様子
ニューかめりあ船内には様々な施設・設備があり、船の中とは思えないくらい楽しく快適に過ごせます。
船内にある施設・設備は以下です。
- 免税店
- 自動販売機コーナー
- レストラン
- カラオケ
- 浴場
- ゲームコーナー
免税店

お菓子や飲み物、衛生用品、お風呂セットなどが売っています。
クレジットカードも使えて、通貨は日本円で表記されていました。
自動販売機コーナー
カップ麺やお酒が売ってました
レストラン

わかめスープ定食、キムチチゲ定食、カレー定食が食べられます。
かなり広く、席が取れない心配はなさそうでした。
博多港から釜山港行きの便では営業していないようです。
営業はしていなくても、スペースには入ることができ、電子レンジやポットが使えます。
カラオケ

4部屋あり、部屋のサイズごとに料金が設定されているようです。
日韓両方の歌声が聞こえてきました。
浴場

お風呂はタオルなど持参する必要があります。上述しましたが、売店で購入することができます。
ゲームコーナー

クレーンゲーム、カーレースゲーム、ガチャガチャがありました。

船のデッキには自由に出れます。
客室の居心地は?Wi-Fiは?

客室の居心地
2等客室では各々が1つの布団を使用します。
顔の横には仕切りがあるため、真横に人がいても気にはなりませんが、いびきは聞こえます。
上には棚があり、キャリーケースも乗せられます。
私が利用した際は、行き7人、帰り6人で相部屋でした。
行きは真横に人が来ましたが、上述の通り仕切りがあるため気になりませんでした。
布団と枕は硬めですが、寝るのに問題はありませんでした。むしろ船の若干の揺れのおかげか、心地よい眠気とともにぐっすりと寝ることができました。船酔いするほどは揺れてなかったです。
通信・Wi-Fiについて
船内にWi-Fiはありません。移動時間に映画などを楽しみたい場合は、事前にダウンロードしておきましょう。
私はahamoを使っていましたが、対馬を越えたあたりから圏外になり、釜山に着くまで繋がりませんでした。
最後に
以上が国際フェリー「ニューかめりあ」の詳細でした。
割引を利用すれば、飛行機で行くよりも安く、便利で、いつもと少し違った旅行が楽しめます。
私は快適に利用できたので、また釜山に行く際は、ぜひ利用したいと思っています。
この記事が呼んでくださった方の参考になれば幸いです。
それでは良い旅を。

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