ワーキングホリデーと言えば、オーストラリアやニュージーランドへ行く人が多いため、フランスのワーキングホリデー情報はそう多くはありませんよね。
この記事では2025年にフランスのワーキングホリデービザをエージェントなどは使わず取得した体験談を元に、読者さんの申請準備をサポートさせていただきます。
フランスのワーキングホリデービザは思っているより、却下されている方が多いので注意深く準備しましょう。私はしっかりと情報収集・確認を行って、一発で取得することに成功しました!
ですが私自身、準備をしている時にはわからない事や不安になる事が多かったのは事実です。ですので、これから準備される方に向けて、懸念点や疑問を払拭できるようにこの記事では詳しく申請方法を解説します。
この記事が、フランスのワーホリのビザ取得に役立てば幸いです!
※申請に必要な書類や、申請条件は頻繁に変更されますので、申請の前に必ず大使館公式の最新情報をご確認ください。
記事のポイント
・実際の体験談を基にしたガイド
・何を準備すればいいかがわかる
・どれくらいの時間がかかるかがわかる
・エージェント不要
ビザ申請の流れと所要期間

申請の流れは大まかに、書類準備→大使館訪問(申請)→ビザ受取(郵送待ち)となります。
申請時期にもよりますが、一連の流れは1か月程度で終わるかと思います。
私の例を書きますと、
6月4日 書類準備開始
6月16日 書類準備完了
6月27日 大使館訪問(申請)
7月2日 ビザ受取
といった感じでした。
書類準備について

申請に必要な書類は、よくわからず悩む点が多いかと思いますので、1つずつ説明します。
①長期ビザ申請書
これは大使館の公式サイトからオンラインで、住所や職業などの個人情報を申請したものを印刷して持参します。
申請項目は多いですが、時間はそれほどかかりません。
フランスでの住所は最初の滞在するホテルなどで大丈夫です。
②証明写真
パスポートの規定のものが必要です。長期ビザ申請書に貼って提出します。
③パスポート
パスポートは申請する日に大使館に預けることになります。申請後すぐに海外旅行に行く方は注意してください。こちらは原本とコピーが必要です。
④申請動機作文
これは大使館の公式サイトからダウンロードできる用紙に英語かフランス語で記入します。
パソコン入力でも手書きでもOKです。
学校、仕事、プライベート満遍なく書くのがベターかもしれません。
私はフランス語の手書きのものを提出しました。
内容はおおよそ、
・旅行で行ってフランスの街並みが好きになった
・広告の仕事をしていて、海外の広告にも触れてみたい
・フランス人の友人がおり、その人とフランス語で話すために語学学校に通いたい
・アルバイトや地域のイベントなどにも参加してリアルなフランス語の会話がしたい
・日本に戻ったらフランス得た知識を広告業に活かしたい
このような内容を書きました。
⑤滞在中の計画書及び履歴書
これは”計画書”と”履歴書”の2部に分かれます。2つともフリーフォーマットです。
滞在中の計画書は、月ごとに何をするつもりかを記入します。
履歴書は、言うまでもなくこれまでの経歴等を記入します。
英語かフランス語で書きましょう。
これらはフリーフォーマットなので悩む人が多いかと思いますので、私の例を書きます。どちらもフランス語のものをExcelで作成してA4の紙に印刷して持っていきました。
滞在中の計画書は、
8月 パリ到着
9月 家探し
10-11月 語学学校と仕事探し
12-6月 仕事 12月クリスマスマーケットめぐり
7月 フランス国内旅行
といった感じで書きました。A4の紙なので、とてもスカスカの紙を提出しました。
履歴書は、顔写真を貼り、生年月日や連絡先、大学・会社、バイト歴、語学力、趣味を書いて提出しました。フォントサイズを調整してA4ピッタリにしました。
⑥残高証明書
3100ユーロ以上の残高があり申請日から1か月以内に発行されたものを用意しないといけません。
ご利用の銀行の公式サイトやアプリから発行が可能です。原本は郵送してもらい、コピーも持参しましょう。
残高証明書は郵送に時間がかかる場合がありますので、お早めに発行申請しましょう。書類の準備の1番最初にするのがおすすめです。
私は三井住友銀行の残高証明書を提出しましたが、発行を申請してから12日後に郵送で送られてきました。
大使館のサイトには特に記述されていませんが、一応英文のものを発行しました。
三井住友銀行の残高証明書はかなりシンプルで、口座名義と口座番号、支店名、残高のみが書かれており、あまりに内容が薄いため、これで本当に大丈夫か?と思いましたが、大丈夫でした。
⑦ワーキングホリデー宣誓書
これはダウンロードした紙にサインをするだけです。
⑧健康診断書
これもまた大使館のサイトに詳しい記述が無いため悩む点の1つだと思います。
一応サイトには、「健康であることが明記されており、申請日から1か月以内に医師が作成したもの」と書かれています。その他詳しいことが書かれていないので、どんなものを用意すればいいかわからなくなってしまいますが、本当に健康だと書かれていれば何でも大丈夫そうです。
原本とコピーを用意しましょう
私は家の近くの病院に行って窓口の方に「”健康である”と書かれた証明書ならなんでもいいのでなら何でもいいのでください」と言って、お医者さんに少し診察を受けて診断書を書いてもらいました。2500円でした。
フォーマットもその病院のもので、特別な事は何も書かれていないかなりシンプルなものでした。
このような診断書は発行していない病院も多いですので、その場合は健康診断を受診すれば作成してもらえると思います。
⑨海外旅行保険加入証明書
病気、けが、入院に対応しており、入国日から1年間有効な保険に加入する必要があります。
安い保険だと入院に対応していなかったりするので、保障内容はしっかり確認して契約しましょう。
こちらも原本とコピーが必要です。
オンラインで加入可能な保険には原本の郵送を行っていない会社もありますので要注意してください!
私はグローブパートナーという保険会社の保険に加入しました。
「原本を送ってください」とメールで問い合わせて、1週間ほどで届きました。
⑩レターパックプラス
赤色のレターパックを買って持っていきましょう。自分の名前と住所を書くことを忘れずに。
大使館訪問(申請)について

大使館訪問の予約
ビザの申請は東京にあるフランス大使館に直接行って書類を提出しなくてはならず、郵送は受け付けられません。
そして、大使館訪問も必ず予約をしなくてはいけません。
大使館訪問の予約は、入国日の3カ月前から可能です。
この予約、時期によっては大変混み合っていて、”2か月先の予約が最短”ということもあります。
訪問予約もビザの受け取りも、学期始め前の5,6月や8,9月が混み合うと予想されますので、この時期は要注意してください。
実は私はこの予約で1度ミスをしており、2度の予約をしております。
まず初めに5月の下旬に予約をした際は、7月頭が最短の予約可能日でした。私はその日を予約しましたが、2日後に「あなたの予約はキャンセルされました」というメールが届きました。予約ができず、渡航日までにビザが受け取れないかもと焦りました。
予約がキャンセルされた理由は”氏名を漢字で入力していた”からでした。どうやら氏名はアルファベットで入力するべきだったようです。
結局、2回目の予約は6月中に取れたので、より早い予約ができました。
ビザの受け取り
ビザは提出したレターパックで送られてきます。
この時にパスポートのページにビザが貼られていた場合、申請完了です!
もし”却下されました”という紙が入っていた場合、何らかの理由で却下されているのですが、その詳細は教えてもらえないようです。
受け取りまでに1か月ほどを予想していたのですが、金曜日の午前中に申請して次の週の水曜日には届きました。
申請のコツ

早めの行動
ビザを申請する際は銀行の残高証明書がいつ届くのかわからなかったり、健康診断書をどの病院が作成してくれるのかわからなかったりと不安になる要素がいくつかあるかと思いますので、なるべく思い立ったら早めに行動しましょう。
特に早めに決めるべきはフランス行きのフライトと滞在するホテルです。
これらは申請書に記入したり、保険の開始日を決定したりするために必要な情報となります。
動機書と滞在計画書に相違が無いよう意識して作る
当たり前のことですが、動機に基づいた計画を書きましょう。
ここのリンクが無かったり、バラバラのことを書いていた場合は却下されてしまいます。
また、上述しましたが、”仕事だけ”や”学校だけ”の内容を書くことも避けましょう。ワーキングホリデービザは就労ビザでも学生ビザでもないので、1つには絞らない方がベターです。
まとめ
以上が私の経験を基にしたフランスのワーキングホリデービザ申請ガイドです。
書類の準備は細かな作業が多く、面倒ですが、注意深く準備することが、却下されること無くより早くビザを取得できる近道かなと思います。
ちなみに私のYouTubeチャンネルにワーホリの日常Vlogを投稿してますので、こちらもご覧いただけますと幸いです。
「結構しんどい、、」って書いてますけど、もちろん楽しいですよ笑
それでは読んでくださった方のビザが一発で発行されることを願っています!


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